? 主な特色|新潟県立阿賀黎明中学校・高等学校
学校案内

特色

望ましい生徒像の具現のため、以下の特色ある教育課程を実施しています。

@単位時間の弾力的運用 【中・高】

・一単位時間47分、一日7限として、週35時間を実施する。
・年間1225時間(高)・1190時間(中)の授業時数を実施し、学力向上を図る。

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【ねらい】

学校5日制の導入により、年間の授業日数が少なくなった。各校で検討された主な対応策は、次の3つである。

・50分授業はそのままにし、どこかで7限を実施する。
・1単位時間の授業を長くし、6限のままで時間を確保する。
・1単位時間の授業を短くし、7限を実施することで授業時数を確保する。

 本校では,3番目の「1単位時間の授業を短くし、7限を実施することで授業時数を確保する」方法を選んだ。具体的には、1単位時間を47分とし、1日7限授業をすることで、「47分×7時間×5日=週35時間」を確保した。これにより、授業時数を減らさずに授業を行うことを「ねらい」として取り組んだ。期待した効果は、「基本的な授業が可能な限り毎日あることによる高い学習効果」である。この取り組みでは、「50分×6時間×5日=週30時間」よりも5時間多く授業することができる。

【実際】

 この時間を、中学校では学校独自の時間(「英会話」、「マルチメディア」)に活用し、高等学校では時間をかけて指導することが望ましい科目の時間に充てた。
 当初、45分授業から47分授業に変化したので、少々戸惑いがあったが、集中力を持続させるにはちょうど良い時間であるため、生徒もすぐ慣れたようである。2分増えたことで、年間の授業日数を確保することができた。

A次世代を見据えた教科の開設 【中】

・「英会話」では、常にALTを配置し、話せる英語力の育成を図る。
・「マルチメディア」で、コンピューター活用能力を高める。

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【英会話】

 既存の中学校では1週間の中で1時間がALT(外国人指導者)とのチーム・ティーチングに充てる事ができる程度で、それも英語教科書の内容に即した活動にしながら、範囲を終わらせなければならないという厳しい条件があった。そこで本校の英会話では、英会話専用のテキストを別に用意し、完全に耳から英語を聞き、具体的な場面設定をしながら英語を聞き、話すことを中心とした活動を通じて英語の表現を身につけることを目標として指導している。また、英語の時間と相互に関連しているために、先に学習したことをそれぞれの授業において相互に違った側面から復習することができる。音声として英会話の時間で学習した表現を英語の時間でその構造を更に正確に理解し、文字としての認識を深め、確実な英語力そしてコミュニケーション能力を身につけることができる。

【マルチメディア】

 情報、特にコンピュータ関連の能力が、これからの社会に要求されていることは、平成15年度からの高等学校の新課程で普通教科「情報」が設定されることから見ても明らかである。
 また、小学校でも「総合的な学習の時間」などを通して、情報やコンピュータへの導入が積極的に行われており、中学校にも技術家庭科の授業などを中心に、この2つの間をつなぐべき情報・コンピュータの授業が組まれている。
 中学校に設定した「マルチメディア」という教科は、この流れを更に大きく発展させたものである。本来の内容を引き継ぎつつも、それにとらわれない形での情報収集・活用能力、特にインターネットの利用や、画像などの収集・加工・利用などの能力を身に付けさせると同時に、それらを融合し、新しい表現の手段として活用していくことを目指し、この教科を新設した。そのため教科の名前を、「情報」でも「コンピュータ」でもなく、複合的なコンピュータでの表現活動を示す「マルチメディア」とした。

B少人数授業やティームティーチングの実施 【中・高】

・英語、英会話、数学(高)はクラスを半分に分けて、数学(中)では二人の教員で授業を進め、
 個に応じた教育で、学習内容の定着と応用力の育成を図る。

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【英語、英会話】

 1クラスを半分に分けて授業を実施することで、生徒一人あたりの、発話の機会、教師の指導時間が増えることになる。また、コミュニケーション活動での口頭練習においては確実に練習に参加することができ、その様子を教師が観察しやすい。また一つの活動が素早く終わり、その後の確認や発展学習活動へ時間を利用することができる。
 教師にとって担当する生徒数が少ないため、単語テスト、プリント指導などを頻繁に行っても負担にはならないので、生徒に対してきめ細かな多くの指導が可能となる。授業中も一人ひとりに目が行き届きやすく、わずかな学習のつまづきにすぐに気づくことができ、それを全体にフィードバックし、理解を深めることができる。
 英会話の時間では口頭での言語活動が中心となるために、少ない人数で行うことが理想であり、一人あたりの発話時間が多くなるのが少人数指導の利点である。また、なかなか発言しようとしない生徒に対しても、少ない人数の前なら恥ずかしがらずに発言できるといった利点があげられる。

【数学】

 数学は、個人の習熟度の差が大きい教科である。通常の一人の教員が行うクラス単位の一斉授業では、それになかなか対処することもできない。それを解消する手段として、中学校では、一つのクラスに二人の教科担任がついて授業を行うティームティーチング(TT)を、また、高校では、クラスを2分割した少人数授業を実施することとした。これによって一人の教員の守備範囲を狭く深くし、一人一人、またその集団によりふさわしい授業を組み立てられるようにし、同時に生徒の個々の習熟度にある程度対応できるようにすることができると考えた。目標は「わかるまで、ゆっくりと、ていねいに」である。

C学級担任二人制の導入 【中・高】

・多くの教師の目で生徒に対応し、より細かな対応を行っていく。
・教育相談や三者面談を実施し、早い段階から自らの生き方や目標に目を向けさせた指導を行っていく。

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【ねらい】

 クラスを2人で見ることで、生徒を多様な視点からよりきめ細かく指導・評価することをねらいとして導入した。生徒にとっての利点は次のとおりである。

・ 相談する教員を選ぶことができる。
・ 教員と接する機会が増える。
・ 異なる視点から指導を受けられる。
・ 多様な価値観に触れられる。

 

また、担任二人で常にクラスのことを話し合うことにより、問題点を共有し、より良い解決策を導くことができる。  さらに、各学級には一名の副任をおき、サポート体制を万全にしている。

D校外体験研修の実施 【中】

・ねらいを明確にした体験活動を宿泊研修として実施する。
・中学校3年間で、合計14泊23日もの宿泊研修に取り組む。
(※新潟県や阿賀町のご協力を得て、保護者負担を大きく軽減しています。)

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【ねらい】

 地域の自然や施設を活用してさまざまな体験をし、仲間と協力することの大切さや、目標に向けて諦めず努力する強い心、生きる力の育成などを図る。

活動の内容

  1. 1学年 宿泊研修(仲間づくり)
    1)集団で取り組む活動を通して、互いの良さを見付け、助け合いながら活動することの大切さに気付かせる。
    2)今後の学校生活において、目標や目的を持って過ごすことの大切さ、意欲的な態度を身につけさせる。
  2. 2学年 森林体験学習(除伐体験、自然講話、湿原散策)
    1)東蒲原で行う林業体験を通して、地球環境を支える「森」と第一次産業の在り方を学ぶ機会とする。
    2)集団生活に必要なルールやマナーを身に付け、公共心や自立心・協調性を培う。
    3)豊かな自然に親しむと共に、自分たちの生活環境について改めて考える機会とする。
  3. 3学年 職場体験学習(希望職種の仕事を体験)
    1)勤労の喜びと大変さを実感し、働くことの意義について考えさせる。
    2)職場体験を通じて、社会人として必要な態度、礼節、マナーを学ぶ機会とする。
    3)自己の将来の在り方について考え、将来の進路選択に生かす。
  4. 1・2学年 レガッタ体験(ボート体験)
    1)スクールスポーツとしてのボート競技の楽しさを味わわせる。また、自然に親しむ態度を育てる。
    2)一つのことに取り組むことにより、クラスの連帯意識を養う。
  5. 1・2・3学年合同宿泊研修(登山、キャンプファイヤー、野外炊飯、クラス劇)
    1)3年生がリーダーとなり、学年を超えて交流を図ることにより、それぞれの立場で物事を考え、行動できる実践力を身に付ける。
    2)寝食を共にすることにより、多くの友情を育ませる。
    3)自分たちが住んでいる地域とは異なる自然に触れ合わせることで、自然の雄大さ、大切さを再確認させる。
  6. 1学年 宿泊研修(学習・進路研修)
    1)進路学習を通して、学習の目的を明確にさせる。
    2)自己の学習法法や生活を振り返り、よりよい中学校生活をデザインさせる。
  7. 2学年 研修旅行(英語活用、班別研修、企業訪問、テーマパーク)
    1)規律ある集団生活を通して、学級の団結を高める。
    2)主体的な活動を通して、自分の役割や行動に責任をもち、協力してやり遂げる力をつける。
    3)首都圏の文化や人としての触れ合いを通し、社会的視野を広め、将来の生き方に展望を持つ。
  8. 3学年 ブリティッシュヒルズ(英語活用)
    1)これまでに英語・英会話の授業で学習した表現をより実践的な場面で使用することで英語運用能力の向上を図る。
    2)多様な外国人教師との交流を通じて、より積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てる。
  9. 1・2学年 イングリッシュセミナー(英語レッスン)
    1)英語・英会話の授業で学習した表現をより実践的な場面で使用すること英語運用能力の向上を図る。
    2)多様な外国人教師との交流を通じて、より積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てる。
    3)集団生活を通して他の生徒との協力意識を高め、相手の気持ちを理解し、尊重する態度を育てる。

Eボランティア活動の実施 【中・高】

・異年齢集団によるボランティア活動の実施

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【ねらい】

 奉仕活動やボランティア活動では、たくましく豊かな心の育成をねらいとする。人間的な触れ合いの中から生まれる協調性や忍耐力などを養い、本校の目標とする学力向上とともに、自主性や社会性などを身につけた、バランスのとれた人材育成を目指している。また異年齢集団として活動する場を設けることで、他者を理解してお互いを思いやり、中学生・高校生の双方が学びあう機会となることを期待している。

<麒麟山・町内清掃(全員参加)>
 5月に中学・高校の全校生徒で学校周辺、町内、麒麟山の登山口、常浪川河川敷の清掃活動を行った。高等学校家庭クラブが中心となって、クラスごとに分担した清掃場所を掃除する。活動時間は2時間程度とし、地域の美化を推進するとともに町の人への挨拶を心がけるよう呼びかけた。

<麒麟山・町内清掃(全員参加)>
 奉仕活動やボランティア活動では、たくましく豊かな心の育成をねらいとする。人間的な触れ合いの中から生まれる協調性や忍耐力などを養い、本校の目標とする学力向上とともに、自主性や社会性などを身につけた、バランスのとれた人材育成を目指している。狐の嫁入り行列は,当校が立地する阿賀町の大切な祭りであり,県内外からの多くの人々が訪れる一大イベントである。交通整理や人権啓発活動などに主体的に取り組んでいる。

Fスクールスポーツの実施 【中・高】

・スクールスポーツであるボートを、中高の生徒全員に体験させる。

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【ねらい】

平成5年に第1回阿賀野川レガッタ(東蒲原郡主催)が開催されたのを機に、本校でも第1回校内レガッタ(平成10年からクラス対抗レガッタと改称)が実施された。記念すべき10回目となった平成14年度は、中高一貫教育校になって初めての大会で、ボートがスクールスポーツに位置づけられた。
 レガッタ委員会を中心に,それまでの活動を基にしながら,活動の骨子の再検討・改善を行い、以下のねらいで取り組むこととした。

・ スポーツを通じて、運動することの楽しさや喜びを味わうと共に、健全な心身を育成する。
・ 自然と対峙することで、自然を慈しむ心を育成する。
・ ボートというスポーツが自然状況によって大きく影響されることを学び、
  安全に留意する心を育成する。
・ クルーの一員として、他者と協力する姿勢を育成する。
  中学生・高校生のふれあう場としての性格を強める。

特色ある学校づくりに係わる資料